近鉄特急しまかぜ10周年記念の腕時計が発売!

近鉄特急しまかぜ10周年記念の腕時計が発売!

 近鉄では,2023年に大人気の観光特急しまかぜが運行開始10周年を迎えます。これを記念して腕時計が発売されることになりました。しまかぜは伊勢志摩観光に役立つ豪華観光特急なので,乗ったことのある方,見たことのある方も多いのではないでしょうか。

 お値段:5万円

 販売数:500個限定

 販売方法:インターネット

となっています。

 オリジナル収納ケース付き・しまかぜのカラーを意識した文字盤(青・白のグラデーション)になっており,実用性もあるスタイリッシュなデザインで,近鉄が力を入れて作ったなという印象です。

 お値段が5万円とそこそこしますが,鉄道ファンや富裕層など,鉄道グッズにお金を使う習慣がある人たちにとって,しまかぜ10周年記念腕時計は魅力があるのではないでしょうか。

しまかぜ腕時計の物販が近鉄の経営に与える効果

 しまかぜ腕時計は単価が5万円とそこそこ高く,一定の収益に繋がります。完売すれば,

  5万円×500個=2,500万円

の増収です。送料や原材料費などを考えて利益率が50%としても,1,000万円以上の利益にはなりますね。520円の特急券が2万枚売れるぐらいの効果があり,単発の収益としては大きいと言えるでしょう。

 また,しまかぜ腕時計を購入した人は,しまかぜへの愛着が高まると思います。しまかぜの利用が伸びれば,鉄道利用の増加となります。大阪難波―賢島で往復しまかぜを利用すると,

 運賃:2,770円×2=5,540円

 しまかぜ特急料金:2,690円×2=5,380円

合計10,920円の増収です。腕時計の購入者500人のうち,100人がしまかぜに1回乗るだけでも100万円の増収になりますね。買わない人にとっても,高級な記念腕時計の発売によってしまかぜのブランド価値が向上することも考えられます。車内販売の利用や伊勢志摩エリアでの宿泊,食事などのニーズを取り込めれば,伊勢志摩エリアの活性化や近鉄グループの収益増加にも繋がります。

 さらに,しまかぜ10周年記念腕時計は文字盤が青と白のグラデーションになっており,目立ちます。実用する購入者が出てくれば,出会った人としまかぜの話題になることもあるでしょう。購入者だけでなく,家族や友人・知人にもしまかぜの魅力が伝わる広告宣伝効果も期待できます。

観光特急しまかぜはブランドを活かした物販で収益力アップ!

 観光特急しまかぜは京都・大阪難波・名古屋―伊勢志摩間を各1編成が結んでおり,合計3編成あります。3編成の製造費用は合計で51億円以上と言われており,1編成当たり17億円超の費用がかかった計算です。

 人気の観光特急では運賃・特急料金・特別車両料金を徴収できます。そのため,通勤用の一般車と比べて製造コストが高くても,回収の余地はあると言えるでしょう。加えて,近鉄特急や近鉄電車自体のブランド価値を高めることにも繋がります。

 さらに,今回のしまかぜ10周年記念腕時計のような物販でも車両製造コストの回収を進めることができます。例えば,しまかぜ車内限定で販売される「しまかぜキラキラクリアファイル」(1000円)が片道ごとに1枚売れるだけでも,1日で6,000円の収入になります。しまかぜは水曜日以外は毎日運転なので年間300日運転とすると,

 6000円×300日=180万円

の収益が見込めます。売れない日もあるでしょうが,夏休みなど子供連れが多い時期は複数枚売れることもあるように思います。

 販売コストや原価なども考える必要はありますが,しまかぜレベルのブランド化に成功すれば,しまかぜのロゴや写真を使った物販が行いやすいです。普段使いできるグッズは広告宣伝効果もあるので,しまかぜ伊勢志摩ライナーひのとりあをによし青の交響曲など人気の特急列車のブランド価値を活かした物販で収益力を高め,鉄道事業(と関連事業)の経営状態をさらに改善してほしいと思います。

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